果てしない青のために(Pour le bleu sans fin)

青山勇樹:詩人。名古屋市在住。大学の教員として教育や研究に励みながら、詩を書いています。もともとは、高等学校の国語科の教員でした。31年間の高校勤務のうち、後半の14年間は教頭として学校の管理にあたりました。現在、大学では、言語と表現、日本語表現、日本の文学などの講義を担当しています。あなたの心に、言の葉を揺らす優しい風が届けられますように。光と戯れる言葉のきらめきが、あなたの心にもあふれますように。仕事の依頼などはメールで ⇨ aoyamayuki1963-poetry@yahoo.co.jp

詩集『リエゾン LIAISON』より No.19「電話(4-2 電話b)」

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電話(4-2 電話b)

あなたと別れた
そんな夢からめざめた朝
あなたの夢にみられている
かすかな不安に気づく
雨あがりの庭
吹きわたる風がほのかな青に
染まりはじめたからだろうか
どこまでが夢をみている私で
どこからがあなたの夢のなかか
このことについて誰が語れよう
よしのない物語を考えながら
昨晩の食事のお礼
ただそれだけのために
あなたの部屋の電話番号を
静かにまわしはじめる

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